2025年9月7日(日)に投開票が予定されている北海道「旭川市長選挙」。
定数1に対し3名が立候補し、注目を集めています。
本記事では、候補者一覧や公約の概要、これまでの投票率の傾向と今回の見通しを整理しました。
さらに、議員報酬(月収・年収)の目安や旭川市の人口・財政データもあわせて紹介。
選挙前に候補者の特徴や地域情勢を把握し、投票の参考にできる内容となっています。
旭川市長選挙2025の候補者一覧と開票結果
結果 | 投票数 | 候補者名 | ふりがな | 年齢 | 性別 | 所属 | 現新 | 肩書 |
当選 | 78,884票 (71.2%) | 今津 ひろすけ | イマズ ヒロスケ | 48歳 | 男 | 無所属 | 現職 | 旭川市長 |
落選 | 19,031票 (17.2%) | のむら パターソン | ノムラ パターソン | 40歳 | 男 | 無所属 | 新人 | 会社役員 |
落選 | 12,854票 (11.6%) | 石田 ひさとし | イシダ ヒサトシ | 56歳 | 男 | 無所属 | 新人 | 政党役員 |
旭川市長選挙は即日開票のため、「2025年9月7日(日)」に開票が開始されます。
候補者の公約一覧
旭川市長選挙に立候補している候補者の公約は、旭川市選挙管理委員会が公式に公開している選挙公報からご覧いただけます。
※候補者ごとの政策や公約の詳細は、上記の公式公報にてご確認ください。
旭川市長選挙2025の投票率
旭川市長選挙の投票率は以下のとおりです。
旭川市長選挙の開票結果 | |
---|---|
投票率 | 41.53% |
有権者数 | 271,549人 (男性:123,591人/女性:147,958人) |
旭川市長選挙2025の主な争点まとめ
旭川市長選挙2025では、市の将来に直結する複数の重要課題が争点となっています。特に注目されているのは、新アリーナ建設の是非、人口減少・少子高齢化対策、物価高への対応、そして公共事業のあり方です。各候補者の立場を整理することで、選挙の行方を読み解く手がかりとなります。
新アリーナ建設(花咲スポーツ公園整備)の是非
旭川市は老朽化した総合体育館の代替として、花咲スポーツ公園内に約5,000人収容規模の新アリーナ建設を計画しています。建設費は約140億円、維持費は年間2.5億円と試算されており、市財政への負担が大きな論点です。
- 現職・今津候補は「市の負担は抑制できる」と推進姿勢を強調。
- 野村パターソン候補は「維持費や運営の見通しが不透明」と慎重姿勢。
- 石田候補は「大型事業は財政悪化につながる」と反対の立場を示しています。
このアリーナ問題は「市民生活への投資か、財政リスクか」という形で選挙の大きな焦点となっています。
人口減少・少子高齢化対策
旭川市の人口は現在約31万人ですが、2030年には23万人を下回る可能性が指摘されています。少子高齢化と人口減少対策は市政にとって喫緊の課題です。
候補者たちは「子育て支援」「若者の定住促進」「雇用の創出」などを公約に掲げ、人口流出の抑制と地域活力の維持を訴えています。長期的なまちづくり戦略として、どのような政策を実現できるかが問われています。
物価高対策と地域経済の立て直し
全国的な物価高は旭川市の市民生活にも大きな影響を与えています。物価高対策と地域経済活性化は、有権者の関心が高いテーマです。
- 家計負担の軽減策(光熱費・食費補助など)
- 中小企業や農業者への経営支援
- 観光や地産地消を通じた地域内経済の循環
といった政策が候補者ごとに打ち出されています。暮らしを守りながら経済をどう再生させるかが、重要な選択基準となります。
公共事業のあり方と財政リスク
旭川市政のもう一つの争点は、公共事業の方向性と財政健全化です。
- 大型プロジェクトを推進するか
- 小規模で市民生活に直結する事業を重視するか
候補者のスタンスが分かれています。
市の歳入規模は約1,600億円で、財政に余裕があるとは言えない状況の中、大型事業は将来世代への負担増にもつながりかねません。今後の旭川市の公共投資をどのように舵取りするのか、有権者の注目が集まっています。
旭川市長選挙2025の選挙情勢
旭川市長選挙2025は、現職の今津寛介氏に、新人2名が挑む三つ巴の構図となっています。これは15年ぶりの構図で、選挙戦の注目度が高まっています。
立候補者の顔ぶれと背景
- 今津寛介氏(48歳・現職):自民・公明・新党大地推薦。再選を目指し「公共事業推進」などを訴える。
- 野村パターソン和孝氏(40歳・新人):元旭川市議でシンガーソングライター経歴。「団体や利権に縛られない政治」を掲げる。
- 石田尚利氏(56歳・新人):共産党旭川地区委員長。学校給食費無償化や福祉支援を中心に訴える。
与野党の戦略と投票率への注目
立憲民主党は今回独自候補を擁立せず、現職支持の姿勢を見せています。そのため与野党対立の色合いは薄く、政策対決や市民への直接的な訴えがより重視される選挙となっています。
一方で、投票率は結果を左右する大きな要素とされており、予想では40〜50%台になる見通しです。各陣営がどこまで有権者を動員できるかが勝敗のカギを握ります。
過去選挙との比較
旭川市長選挙の過去3期分の投票率は以下のとおりです。
投票日 | 有権者数(計) | 投票率 |
---|---|---|
2021年9月26日 | 284,487人 | 49.45% |
2018年11月11日 | -人 | 47.48% |
2014年11月9日 | -人 | 50.43% |
旭川市長の報酬(月収・年収)
区分 | 月額報酬 |
---|---|
市長 | 1,050,000円 |
副市長 | 865,000円 |
- 基本報酬(月額 × 12):1,050,000円 × 12 = 約12,600,000円
- 期末手当((給料月額+給料月額×0.2)×2.25月分で算出):2,835,000円 × 2 = 約5,670,000円
- 推定年収合計:約18,270,000円(約1,827万円)
現在の旭川市長は誰?
現在の旭川市長は、
今津 寛介(いまず ひろすけ)氏です。
項目 | 詳細 |
---|---|
名前 | 今津 寛介(いまず ひろすけ) |
生年月日 | 1976年(昭和51年)12月12日 |
就任年月日 | 2021年9月26日 |
略歴 | 学歴:旭川市立明星中学校 → 旭川龍谷高校 → 中央大学経済学部 職歴:衆議院議員秘書(防衛庁副長官や経済産業副大臣) 2018年:市長選初出馬(次点) 2021年9月:補欠選で初当選、現職市長に就任 |
旭川市長選挙2025の基本情報
旭川市長選挙の概要 | |
---|---|
投票日 | 2025年9月7日(日) |
投票時間 | 午前7時〜午後8時 |
告示日 | 2025年8月31日(日) |
定数 | 1名 |
候補者数 | 3名 (現職1名・新人2名) |
執行事由 | 任期満了 (任期満了日:2025年9月30日) |
有権者数 | – 人 (男:- 人/女:- 人) |
旭川市の人口・財政データ
項目 | 内容 |
---|---|
人口 | 約317,167人※2024年(令和6年)10月1日時点 |
世帯数 | 約156,000世帯 |
面積 | 747.66km² |
人口密度 | 約9,700人/km² |
財政規模 | 歳入決算総額:約1,590.66 億円 歳出決算総額:約1,565.57 億円 |
旭川市長選挙2025と農業・地域振興への影響
旭川市は北海道内でも有数の農業都市であり、米を中心に野菜・乳製品など多様な農産物を生産しています。農業産出額は約12.7億円にのぼり、市の経済や雇用にも大きな影響を与えています。こうした背景から、旭川市長選挙2025では「農業政策」や「地域振興」が重要な争点のひとつとなっています。
今回の候補者の公約には、
- 農業支援策(担い手不足対策・補助金制度の見直し)
- 地産地消の推進と販路拡大
- 観光や食文化との連携による地域ブランド発信
といったテーマが取り上げられています。特に少子高齢化による基幹的農業従事者の減少や、物価高騰による経営コスト上昇は、市民生活にも直結する課題であり、次期市長がどのように対応するのか注目が集まります。
また、農業は旭川市の人口減少対策や地域経済の活性化にも密接に関連しています。たとえば、農業振興と観光産業を結びつける施策や、若手農業者を育成する取り組みは、今後の旭川市政の大きなカギを握るといえるでしょう。
まとめ
2025年9月7日(日)に投開票が行われる旭川市長選挙は、
定数1に対し3名が立候補し、現職と新人による激しい選挙戦が繰り広げられます。
記事内では、候補者一覧と公約、過去の投票率データ、そして議員の報酬や市の人口・財政規模などを整理しました。
投開票後には、候補者ごとの得票数と当落結果、投票率速報を更新していきます。
読者の皆さんは、候補者の政策や地域の課題を確認したうえで、貴重な一票を投じる参考にしてください。
都道府県 | 市長選挙 | 議会銀選挙 |
---|---|---|
北海道 | せたな町長選挙 | せたな町議会議員補欠選挙 |
士別市長選挙 | 士別市議会議員補欠選挙 | |
旭川市長選挙 | 旭川市議会議員補欠選挙 | |
三重県 | 三重県知事選挙 | 三重県議会議員補欠選挙 |
神奈川県 | 松田町長選挙 | – |
静岡県 | 長泉町長選挙 | 長泉町議会議員選挙 |
福岡県 | 大野城市長選挙 | – |
佐賀県 | 多久市長選挙 | – |
茨城県 | 茨城県知事選挙 | 茨城県議会議員補欠選挙 |
東海村長選挙 | – | |
行方市長選挙 | – | |
福島県 | いわき市長選挙 | – |
京都府 | 城陽市長選挙 | 城陽市議会議員補欠選挙 |
埼玉県 | 八潮市長選挙 | 八潮市議会議員選挙 |
北海道 | – | 根室市議会議員選挙 |
石川県 | – | 羽咋市議会議員選挙 |
長野県 | – | 御代田町議会議員選挙 |
愛媛県 | – | 大洲市議会議員選挙 |
大阪府 | – | 柏原市議会議員選挙 |
– | 羽曳野市議会議員選挙 | |
岐阜県 | – | 岐南町議会議員選挙 |