農業で儲かる野菜といえば、キャベツやレタス、ミニトマトなどが有名ですよね。
ですが実際のところ、どれくらい儲かるのか?基準は何なのか?知らない方が多いはず。

そこでこの記事では、農林水産省のデータをもとに儲かる野菜ランキングを作成しました。
粗利益と経費、所得、労働時間を調査したうえで時給を換算し、儲かる順に並べています。

またあわせて、儲かる基準や業種別の儲かる野菜、稼げる販売方法もご紹介。
農業で儲けたい方は必見の内容ですので、ぜひ最後までお付き合いください!

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農業で儲かる野菜ランキング【時給順】

順位品目栽培方法粗収益
(千円)
経費
(千円)
所得
(千円)
労働時間
(時間)
時給
1位キャベツ露地39221018289.752028
2位レタス露地476242234133.391754
3位ミニトマト施設4071204320281488.191363
4位サトイモ露地412151261191.671362
5位ハクサイ露地32119712492.531340
6位ニンジン露地356202154118.171303
7位メロン露地541254287220.891299
8位大玉トマト施設259513691226946.731295
9位スイカ施設747373374292.551278
10位大玉トマト露地1540637903709.061274
11位キュウリ露地17735881185931.651272
12位キュウリ施設2430108613441095.091227
13位白ネギ露地680278402336.471195
14位ダイコン露地315175140118.71179
15位ナス露地180357712261049.061169
16位スイカ露地588330258221.181166
17位メロン施設1252682570492.661157
18位ピーマン露地1427532895775.591154
19位ニンニク露地576311265263.551006
20位ピーマン施設2874173311411162.34982
21位ナス施設3514182016941756.9964
22位イチゴ施設3596169818982091.57907
23位青ネギ露地865361504586.96859
24位ホウレンソウ露地342160182219.68828
25位タマネギ露地322211111139.25797
26位シシトウ露地200557714282155.29663
27位ミニトマト露地17879858021311.19612
28位青ネギ施設863521342574.51595
29位シシトウ施設3759229614632983.39490

※引用:農林水産省┃農業経営統計調査┃品目別経営統計
※10a(1000㎡)当たり・年産・露地施設混合、時給小数点以下四捨五入

それではさっそく儲かる野菜ランキングを確認していきましょう!

農林水産省の「農業経営統計調査」をもとに、露地野菜・施設野菜の品目別データを抽出。
野菜の粗収益・経費・所得・労働時間・時給をまとめ、時給が高い順にランキング化しました。

時給換算した場合、もっとも儲かる野菜といえるのは露地栽培のキャベツです。
粗収益は39万円ですが、経費と労働時間をおさえられるため、時給2028円を確保。

続く露地栽培のレタス(時給1754円)と、施設栽培のミニトマト(時給1363円)も高時給といえます。

反対に時給換算でもっとも儲からないと判断できるのは、施設栽培のシシトウです。
所得は146万と多いですが、3000時間近い労働が必要なため時給換算すると500円以下

施設に経費もかかるぶん、ある程度の資金力がないと儲けを出すのは難しいかもしれません。
作付面積や土壌、気候などにも左右されるので一概にはいえませんが、参考にしておきましょう。

ちなみに「粗利益」とは、野菜の売上高から売上原価を差し引いた利益のこと。
粗利益から栽培にかかった「経費」を引くことで、手元に残る「所得」がわかります。

さらに所得を「労働時間」で割って、各品目の栽培にかかった労力を「時給」で換算。
時給換算することで、経費と労働時間をふまえたうえでの儲かる野菜が見えてくるんです!

栽培を考えている野菜がランキングに入っていない場合は、ぜひ計算してみてくださいね。

◆時給計算式:(粗利益-経費)÷労働時間=時給

粗利益=売上高-売上原価
所得=粗利益-経費
時給=所得÷労働時間

それでは、10位以内にランクインした儲かる野菜について、一つひとつ解説していきます。

第1位:キャベツ(露地栽培)時給2028円

品目栽培方法粗収益経費所得労働時間時給
キャベツ露地39221018289.752028

露地・施設混合の儲かる野菜ランキングで1位を獲得したのは、露地栽培のキャベツです。
所得は18万円ほどと低いものの、時給換算するとなんと2000円以上の高時給を得られます。

10a当たりの粗収益は39万円ですが、経費は21万円と露地野菜のなかでも最安値レベル。
また収穫後一気に箱詰めをすることから、労働時間も100時間以下までおさえられます。

しかも、キャベツは初心者でも栽培の難易度が低く、取り組みやすい野菜といえますよ。

第2位:レタス(露地栽培)時給1754円

品目栽培方法粗収益経費所得労働時間時給
レタス露地476242234133.391754

儲かる野菜ランキング2位に輝いたのは、露地栽培のレタスです。

10a当たりの粗収益47万円、所得23万円と、1位のキャベツより利益は多め。
労働時間が130時間以上必要なため、時給換算すると1時間で1754円になります。

第2位ではありますが、他の野菜や職種と比べると十分高時給ですよね。
キャベツと同様、栽培も難しくないので、儲かる野菜としてレタスも根強い人気です。

第3位:ミニトマト(施設栽培)時給1363円

品目栽培方法粗収益経費所得労働時間時給
ミニトマト施設4071204320281488.191363

儲かる野菜ランキング第3位は、施設栽培のミニトマト
粗収益407万円と、露地・施設野菜のなかでもっとも収益が高いです。

栽培施設や人手がある程度必要なため、時給換算すると1363円ほどになります。
ただ他の施設野菜と比べると労働時間が短く、効率よく儲かる野菜といえるでしょう。

第4位:サトイモ(露地栽培)時給1362円

品目栽培方法粗収益経費所得労働時間時給
サトイモ露地412151261191.671362

3位のミニトマトと1円差で、第4位にランクインしたのは露地栽培のサトイモ

10a当たりの粗収益41万円、所得26万円と、レタスやキャベツと収益はほぼ変わりません。
管理作業は少ないですが、収穫にある程度人手が必要なため、労働時間が200時間まで増加。

時給1363円になり、価格がピークの時期に出荷できれば、大きな儲けが期待できますよ。

第5位:ハクサイ(露地栽培)時給1340円

品目栽培方法粗収益経費所得労働時間時給
ハクサイ露地32119712492.531340

儲かる野菜ランキング第5位は、露地栽培のハクサイ
10a当たりの粗収益は32万円ですが、経費や労働時間をおさえられるのが魅力です。

少ない経費と人手で時給1340円の儲けが出せるのは、稼ぎたい農家にとって嬉しいですね。

第6位:ニンジン(露地栽培)時給1303円

品目栽培方法粗収益経費所得労働時間時給
ニンジン露地356202154118.171303

第6位にランクインした露地栽培のニンジンも、儲かる野菜として有名。
粗収益と経費、労働時間のバランスがとれていて、時給も1303円と高額です。

また定番の野菜なので、栽培に特別な技術や知識が必要ないのもメリットでしょう。

第7位:メロン(露地栽培)時給1299円

品目栽培方法粗収益経費所得労働時間時給
メロン露地541254287220.891299

儲かる野菜ランキング第7位は、露地栽培のメロン
10a当たりの粗収益は54万円で、時給も1299円を確保しています。

施設栽培のイメージがあるメロンですが、ネットやトンネルを使って露地栽培する農家も多いです。

温度や水分管理が必要なため、難易度はやや高めなものの、しっかり収益を出せるのが魅力。
施設栽培のメロンより経費や労働時間もおさえられるので、手元に残るお金が多いんですよ。

第8位:大玉トマト(施設栽培)時給1295円

品目栽培方法粗収益経費所得労働時間時給
大玉トマト施設259513691226946.731295

施設栽培の大玉トマトは、ミニトマトとほぼ同じ時給を確保している儲かる野菜。
所得122万円に対して労働時間は946時間。時給は1295円となり、高収益を得られます

またミニトマトも同様ですが、施設栽培は時期をずらして出荷できるのがポイント。
ピークから外すことで、より高値で野菜を買い取ってもらえる可能性がありますよ。

第9位:スイカ(施設栽培)時給1278円

品目栽培方法粗収益経費所得労働時間時給
スイカ施設747373374292.551278

儲かる野菜ランキング第9位にランクインしたのは、施設栽培のスイカ
粗収益は74万円と、他の施設野菜より低いものの、経費や労働時間が少ないです。

結果的に時給は1278円となるため、他の野菜と比べて儲かりやすいといえるでしょう。

第10位:大玉トマト(露地栽培)時給1274円

品目栽培方法粗収益経費所得労働時間時給
大玉トマト露地1540637903709.061274

時給1274円で第10位にランクインしたのは、露地栽培の大玉トマトです。

粗収益154万円に対して、経費が63万円。
施設栽培の大玉トマトと比べると、約半分の経費で済むのが特徴です。
施設栽培のミニトマトや大玉トマトといい、トマトは全般的に儲かる野菜といえそうですね。

番外編:儲かる野菜といえば「ハーブ」って本当?

「儲かる野菜」とネットで検索すると、「ハーブ」だという情報がチラホラ…。
『ハーブで売上6億円』といった記事もあり、メディアで特集された農家もいます。

ですがハーブは、農林水産省の調査品目に入っていないので実際の数値はわかりません。

なぜ、儲かる野菜としてハーブが注目されているのか?
それはマーケティングの観点から野菜を栽培するという、従来の農業に欠けていた要素があったから

日本の食を支える農業は、安全な野菜を安定して供給するという意識が根強くあります。
JAが流通の大部分を占めていた背景もあり、戦略的に野菜を販売する農家は少なかったんです。

ハーブは、食用や鑑賞用に需要が伸びていた一方、生産している農家が希少な野菜でした。
需要に対して供給が足りていない状態は、商品を売る仕組みがすでに出来上がっているも同然

市場調査を行い、販売戦略を立ててハーブを売った結果、高い売上を獲得できた。
農業にマーケティングの視点を加えた成功事例として、ハーブは広く認知されているんですよ。

ハーブに限らず、農業にマーケティングの視点を用いれば、儲かる可能性はグンと上がります。
需要が多く、供給が足りていない野菜はないか、探してみるとヒントが見つかるかもしれません。

儲かる農業の業種(種類)は施設野菜

田んぼの前にあるビニールハウス

経営体粗収益
(万円)
経営費
(万円)
所得
(万円)
施設野菜1718.31331.6386.7
施設花き1777.81555.6222.2
露地野菜1073.7867.8205.9
果樹作682.8479.6203.2
露地花き849.3652.4196.9
畑作1183.81011.9171.9
水田作345327.117.9

※引用:農林水産省┃令和2年 農業経営体の経営収支

儲かる農家を目指すなら、野菜の品目だけでなく、業種にも注目したいところ。

農林水産省が令和2年に調査した「農業経営体の経営収支」を比較すると…。
粗収益から経費を差し引いた所得がもっとも多いのは、「施設野菜」です。

粗収益と経費のバランスが整っている施設野菜は、年間386万円の所得があります。

単純に粗収益だけみると1位は「施設花き」ですが、年間所得は222万円。
ビニールハウスや温室などの施設が必要なため、経費がかさんでしまうようです。

ちなみに、粗収益と所得がもっとも低い農業の業種は、「水田作」
経費は最安値ですが、粗収益345万に対して所得は17万円と少なめです。

野菜に限らず、農業は品目や栽培方法によって、設備や労力が大きく変わります。
メリット・デメリットも違うので、予算や売上目標、経営方針にあわせて選ぶのが◎。

儲かる農家になりたいのであれば、他業種の収入もチェックして視野を広げましょう
↓の記事で作物や栽培方法、エリア別の農家の年収をまとめているので、ぜひご一読ください。

農業の業種(種類)別!儲かる野菜や果物、花きを紹介

野菜と果物

ここからは、農業の業種別に儲かる農作物をご紹介していきます!

農林水産省の「農業経営統計調査」から、代表的な4つの業種をピックアップ。
粗利益・経費・所得から算出した時給を比較し、上位の5品目をまとめました

儲かる野菜ランキングを比較することで、新たな発見があるかもしれません。
また野菜に限定せず、農業で儲かる農作物を知っておいて損はありませんよ。

※引用:農林水産省┃農業経営統計調査┃品目別経営統計
※10a(1000㎡)当たり・年産

露地野菜

品目粗収益
(千円)
経費
(千円)
所得
(千円)
労働時間
(時間)
時給
キャベツ39221018289.752028
レタス476242234133.391754
サトイモ412151261191.671362
ハクサイ32119712492.531340
ニンジン356202154118.171303

露地野菜の所得を時給換算すると、もっとも儲かるのは時給2028円のキャベツ
その他、レタスやサトイモ、ハクサイ、ニンジンも時給が高い儲かる野菜です。

露地野菜は施設にかかる経費をおさえられるぶん、手元に残る所得金額が多め。
また労働時間も他の業種と比べると幅広く、品目次第で労力をおさえられます。

露地・施設混合の儲かる野菜ランキングでも、ほとんどが上位にランクイン
一方で、粗収益や所得自体は、施設野菜や果樹作と比べると高額とはいえません。

施設野菜

品目粗収益
(千円)
経費
(千円)
所得
(千円)
労働時間
(時間)
時給
ミニトマト4071204320281488.191363
大玉トマト259513691226946.731295
スイカ747373374292.551278
キュウリ2430108613441095.091227
メロン1252682570492.661157

施設野菜では、粗収益・所得・時給ともに「ミニトマト」がダントツで第1位
約400万円の粗利益に対して200万円近く所得が残るうえ、時給も1363円と高いです。

また、露地・施設混合の儲かる野菜ランキングでは10位以下だった品目も健闘。
大玉トマトやスイカ、キュウリ、メロンなども時給1000円以上をキープしています。

施設野菜は粗収益や所得の水準が高い一方、経費や労働時間が多いのが特徴。
時給換算すると、どうしても露地栽培より低い金額になってしまうのがネックです。

果樹

品目粗収益
(千円)
経費
(千円)
所得
(千円)
労働時間
(時間)
時給
キウイフルーツ547192355238.151491
おうとう787424363307.161182
くり112486455.071162
もも566280286284.421006
かき378198180185.92968

果樹作は、他の業種と比べて粗収益と経費、労働時間のバランスがとれています

もっとも儲かるといえる作物は、所得35万円、時給1491円のキウイフルーツ
またおうとう(サクランボ)も、所得36万円、時給1182円と儲かる果物です。

ただし果樹作は、木を植えて果実が実るまで、年単位の時間がかかります。
収益化までの期間や初期費用をふまえて、儲かる・儲からないを判断しましょう。

花き

品目栽培方法粗収益
(千円)
経費
(千円)
所得
(千円)
労働時間
(時間)
時給
きく施設20291288741795.58931
ゆり施設29092221688767.82896
ばら施設5748380619422271.19855
きく露地1063507556657.09846
カーネーション施設4709333813711998.08686

花きは業種全体を通して粗利益の水準が高いものの、経費や労働時間がかさみがち。
もっとも高時給なのは施設栽培のきくですが、時給は931円と他業種よりも低いです。

経費をおさえられる露地栽培のきくは、所得55万円、時給846円と金額が下がります。
花き栽培は、収益と経費のバランスを考えながら営農する必要があるといえますね。

儲かる野菜の3つのポイント!経費・労働時間・作付面積

野菜と電卓

「儲かる」というと、売上金の大きさに注目する方が多いかもしれません。

ですが実際に野菜を育てるとなると、肥料や農機具、人材などの確保が必要。
また、労働時間や作付面積によっても、かかる労力や能率が変わってきます。

大切なのは、売上に対して経費や労働時間、作付面積のバランスがとれていること。
3つのポイントをおさえた儲かる野菜を栽培すれば、安定した収入を得られますよ。

具体的に儲かる野菜を紹介する前に、3つのポイントについて詳しく解説します!

経費

儲かる野菜を考えるときは、売上から経費を差し引いた所得を基準にするべき。

いくら売上が高くても、経費がかさむと、所得は少なくなってしまいます。
農業でしっかり儲けたいのであれば、経費にも目を向けなければなりません。

具体的にかかる費用の例としては、

  • 野菜の種苗や肥料などの資材費
  • 農業機械や農機具の購入費
  • ビニールハウスやガラス温室などの設備費
  • 作付けや管理、収穫、出荷などを行う人件費

など、農業で野菜を栽培するには、さまざまな経費がかかります。
栽培方法を工夫したり経費を削減したりして、売上と経費のバランスをとりましょう。

労働時間

野菜で儲けたいなら、所得だけでなく、労働時間当たりの利益を考えるのも重要。
所得が多くても、栽培に手間や時間がかかる野菜だと、効率よく儲けられません。

また、作付から収穫までの期間が短い野菜は、そのぶん出荷数を増やせます。
少ない労働時間で、いかに効率よく作物を栽培・収穫・出荷できるかが重要ですよ。

農林水産省の「農業経営統計調査」で調査している約30品目の野菜で考えると、10a当たりの平均所得は約75万円で平均労働時間は777時間。

総所得を総労働時間で割ると965円になり、時給の平均値は1000円前後といえます。
時給1000円以下の野菜だと、儲けるのに工夫や時間が必要だと覚えておきましょう。

作付面積

儲かる野菜を育てたいなら、作付面積にも注意したいところ
作付面積とは、実際に種や苗を植えて作物を育てる土地の広さのことです。

作付面積が大きいと作物をたくさん収穫できるため、そのぶん利益につながります
また同じ10aの作付面積でも、野菜の販売金額が高いほど、効率よく稼げるでしょう。

ちなみに、露地栽培で作付面積当たりの販売金額が高い野菜はこちらです。

順位品目販売金額/a
1位すいか163,998円/a
2位いちご117,164円/a
3位にんじん106,579円/a
4位ねぎ100,382円/a
5位ミニトマト97,777円/a
※引用:儲かる野菜はどれ?販売金額や所得を徹底調査(露地栽培編) | 農業利益創造研究所

野菜の売上高を作付面積で割って、どれくらいの金額になるか確認してみてください。

農家が野菜で儲けるなら!販売方法と販路拡大にも注目

スーパーマーケットで販売されている野菜

儲かる野菜の品目を栽培するだけでは、利益につながるとは限りません。
野菜を販売する方法にも目を向けることで、稼げる確率が上がるんです。

一般的に普及しているのは、野菜を農協や市場へまとめて出荷する販促ルート。
ですが最近は、直売所やネットなど、消費者に直接販売する方法が広がっています。

消費者への直売は、卸先への中間コストがなく、手元に残るお金が多いのが特徴。

儲かる農家を目指すなら、販売方法や販路の拡大も重要な要素です。
農家が野菜で儲けるために知っておきたい、販売方法をご紹介します。

直売所

◆直売所で儲かる野菜のポイント

価格をできるだけ高く設定する
品質や品目で他の野菜と差別化を計る
POPやパッケージにこだわる

◆直売所のメリット

  • 小売店へ出荷するより手数料が安い
  • 出荷するだけなので労力が少ない
  • 価格を自分で設定できる

◆直売所のデメリット

  • 他の野菜との差別化が不可欠

野菜の直売所とは、地元の農産物を販売するための施設です。
JAや道の駅が運営するイメージがありますが、最近は個人直売所も増えています。

「とりあえず出荷しているけど、なかなか売上につながらない」
なんて方もいるかもしれませんが、直売所は工夫次第で十分儲けられます

地元では珍しい野菜を販売したり、コンスタントに出荷して鮮度をアピールしたり…。
直売所に出荷されている他の野菜と差別化をはかることが、儲けるためには必要です。

他の販路と比べて労力もかからないので、工夫しながら直売所で野菜を販売してみましょう。

ネット販売

◆ネット販売で儲かる野菜のポイント

高い単価をつけられるよう商品化する
在庫が途切れにくい野菜を選ぶ
商品展開しやすい野菜にする

◆ネット販売のメリット

  • 余剰分や規格外野菜を販売できる
  • 価格を自由に設定できる
  • 初期投資が少ない

◆ネット販売のデメリット

  • 販売元の選択・準備は必須
  • 商品価値をつけないと売れにくい

インターネットが普及した現代では、野菜のネット販売も重要な販路のひとつ

  • 「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」などの総合ショッピングモール
  • 「ポケットマルシェ」や「食べチョク」などの販売プラットフォーム
  • 「BASE」や「Shopify」などのネットショップ開設サービス

など、ネット上で消費者へ直接野菜を販売できるサービスが多数存在しています。

コンセプトやパッケージにこだわり、野菜を商品化して稼いでいる農家が沢山
販売サイトや商品化の準備は必要ですが、実践してみる価値は高いといえますよ。

メルカリ

◆メルカリで儲かる野菜のポイント

購買意欲をそそる商品写真にする
紹介文とプロフィールに詳細を記載
出品者が送料を負担する

◆メルカリのメリット

  • 誰でも簡単に出品できる
  • 必要な時期だけ野菜を販売できる

◆メルカリのデメリット

  • 加工した野菜は出品できない
  • 販売手数料がかかる
  • 消費者とのやりとりが必要

メルカリは、誰でも無料で出品できるフリーマーケットアプリ。
加工した野菜は出品できませんが、生の野菜でしたら問題なく販売できます。

メルカリで野菜を出品して儲けるなら、商品写真と紹介文、プロフィールにこだわること。
「美味しそう」「新鮮」など、消費者の購買意欲を刺激すると購入につながりやすいです。

メルカリの野菜販売は、出品するタイミングを自分で決められるのがメリット。
収穫や規格外野菜の量に応じて、必要なときだけ効率よく野菜を販売できます。

消費者とのやりとりに手間はかかりますが、直接声を聞くよいチャンスになるでしょう。

無人販売

◆無人販売で儲かる野菜のポイント

人目につきやすい立地で販売する
鮮度や希少性の高い野菜を置く
周辺の相場より安い値段に設定する

◆無人販売のメリット

  • 保有敷地内であれば許可不要
  • 時間や時期を気にしなくてよい
  • 人材が必要ない

◆無人販売のデメリット

  • 盗難被害を受けやすい
  • 安全・衛生管理が必要

野菜の無人販売は、自宅や畑などの敷地に店舗を立て、野菜を販売する方法です。

人目につきやすい場所で、朝どれや珍しい野菜を販売するのが成功するポイント
また、周辺のスーパーより安い値段に設定することで、簡単に差別化をはかれます。

さらに保有敷地内であれば、特別な許可が不要なので、はじめやすいのも魅力。
人手も必要ないため、時間や時期を気にせず野菜を販売できるのもメリットです。

ただ店員がいないぶん、安全・衛生管理がなかなか行き届かないのが難点。
集金箱を固定したり監視カメラを設置したりと、しっかり対策してくださいね。

移動販売

◆移動販売で儲かる野菜のポイント

魅力的なコンセプトを打ち出す
野菜の配置や見せ方にこだわる
SNSを活用して情報を発信する

◆移動販売のメリット

  • 場所に縛られない野菜販売が可能
  • ニーズが多く、場所の選択肢が広い

◆移動販売のデメリット

  • 事前の計画や準備が必要
  • 農家との両立は難易度が高め

移動販売とは、キッチンカーや軽トラックで場所を移動しながら野菜を販売すること。
一般的には、全国各地の生産者から野菜を仕入れて、販売だけ行っている方が多いです。

主婦層が集まりやすい住宅地や公園だけでなく、イベントやフェスなどでの出店も増加中。
魅力的なコンセプトを打ち出し、野菜の見せ方や宣伝方法を工夫して人気を集めています

移動販売のメリットは、場所を選ばず、ニーズの多い土地で野菜を販売できること。
一方で、資格取得や申請の手続き、販売車の用意など、事前準備が多いのがネックです。

また、生産から販売まで1人で行うのは難しいので、人材の確保が欠かせません。
移動販売は、販売方法や販路のひとつとして覚えておく程度で問題ないでしょう。

農業で儲けたいなら野菜に限らないリサーチや準備が重要!

キャベツ農家の夫婦

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
儲かる野菜ランキングを中心に、農業で稼げる品目や方法についてご紹介しました。

農業で安定的な収益をあげるために、儲かる野菜を選ぶのはかなり重要です。
単に収益が大きいだけでなく、経費や所得、労働時間もしっかり確認してください。

また儲かる野菜を知ったうえで、経営計画を立てたり、ノウハウを学んだり…。
農業で儲けたいのなら、事前のリサーチと準備を念入りに行っておいて損はありません。

そして農業を始めてから悩むのが人手不足。

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