大学生で農業アルバイトが気になっている方の中には、「具体的にどのような作業があるのだろう?」「農業のメリットやデメリットは何だろう?」といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。

とくに実家が都心部にあったり、親戚に農家がいなかったりする人にとって、農業アルバイトはなかなかイメージがつかめませんよね。

この記事では、大学生向けに農業バイトの種類、給料や求人の探し方などを幅広くまとめました

農業バイトの情報を得たかったり、求人に応募しようか悩んでいたりする場合は、ぜひとも最後までご覧ください。

農業のバイトは大学生におすすめ!種類やメリット・デメリットを解説

農業アルバイトについて、まずは雇用の種類とメリット・デメリットを把握しましょう。

実際に働きはじめてから「思っていたのと違う!」と幻滅しないように、それぞれしっかり比較・検討してくださいね。

農業バイトの種類と特徴・おすすめポイント

農業バイトは、期間ごとに単発・短期・中期・長期と4種類に分かれています。

自分自身の都合や大学の授業スケジュールとの兼ね合いを考えてから、期間を選んでみましょう。

単発

単発バイトとは、1日単位で働くバイトのことです。

1日だけだったり、1週間ほどだったりと、雇用期間はかなり短いことが特徴になります。

「野菜を箱や袋に詰めるだけ」「傷んでいる野菜を取り除くだけ」といった、簡単な出荷作業の求人が多いです。

余った野菜を持ち帰ってOKなお仕事が多いのが、とても嬉しいポイント。

「軽作業が得意」「ちょっとでも食費を浮かせたい」「人生経験として農業をしてみたい」という方におすすめできますね。

短期

短期バイトは、1〜3か月ほどの短期間で働くバイトです。

種まきや苗補充、野菜の収穫など、数日では終えられない作業の人員補填として求人が出されています。

住み込みで働くケースが多いので、部屋や食事の提供があるのは大きな魅力となるでしょう。

また単発バイトと同様に、出荷できない野菜は持ち帰りできることも多いです。

「大学の夏休みの間だけ働きたい」「移住体験をしてみたい」という方におすすめですね。

中期

中期バイトは、半年〜1年を目処に雇用されるバイトを指します。

年間を通して農業に従事することになるので、種まきから出荷までの全行程に携われる点が大きなポイントです。

短期バイトと同じく、部屋や食事の提供をしてくれる農家が多いのもメリット。

「農業を1からすべて体験したい」「野菜が生長する過程を見たい」という場合は、中期バイトで探してみましょう。

長期

長期バイトは、1年以上継続して働くことを前提にしたバイトです。

近所に農家があり、住み込みで働かなくてもよかったり、ずっと働き続けられたりできる環境であればおすすめです。

また、食事の提供はない場合が多いので、自分で用意しなければなりません。

「定期的な収入が欲しい」「将来は農業関係の仕事に就きたい」と考えている人に向いているでしょう。

農業バイトのメリットとデメリット

農業アルバイトをするメリットとデメリットを紹介します。

それぞれを見比べて、「自分は農業に向いていそうか」「農家で働いてみたいと思えるか」を検討してみましょう。

農業バイトのメリット

農業バイト最大のメリットは、複雑な作業工程がなく、淡々と仕事ができる点です。

基本的には苗を植えるだけ、成熟した野菜を収穫するだけ、箱や袋に詰めるだけといった単純作業。

農業バイトは、黙々と作業することが好きな人に強くおすすめできます。

また、植物と触れ合って仕事ができるため、「働きながら癒やされる」という人も多いです。

さらに、単発・短期・中期のバイトであれば、出荷できない規格外の野菜をタダで持ち帰りできる場合が多いため、食費が浮く上に健康的な食生活が送れる点も嬉しいですね。

農業バイトのデメリット

農業バイトのデメリットは、何といっても体力を非常に使うことです。

体力に自信がある人でも、最初の数日は筋肉痛や疲労に悩まされる方が少なくありません。

とくにキャベツ・白菜・じゃがいも・カボチャなど、大きかったり重かったりする野菜を育てる農家で働く場合は、覚悟が必要です。

逆にいえば、働ければ否が応でも体力がつきますので、筋トレしたい・体力をつけたい人にはメリットと言えます。

また、野菜の種類や農家によっては、昼間に炎天下での作業もあるため注意が必要。

日焼け止めを塗っても汗でほとんどが流れ落ちてしまうので、「絶対に日焼けしたくない」「暑いのが苦手」という方にはデメリットです。

農業バイトの作業内容や仕事内容は?

農業には、たくさんの作業工程があります。

自分がどの作業をしたいか、仕事を任された際に対応できそうか、イメージしておきましょう。

作付け・管理

野菜や果物の種をまいたり、苗床を植えたりなど、田や畑に農作物を植え付けて栽培する作業を「作付け(さくづけ)」と呼びます。

農作物の生産の出発点である作付けは、農業には欠かせない重要な作業。

他にも肥料をまく・草むしり・防虫ネットの張り付けなど、野菜が元気に育つための管理も行います。

収穫

野菜が育ったら、傷がつかないように丁寧に収穫作業をします。

作業時に腐っていたり、虫に食われていたりする野菜を除外する選別作業もあわせて実施。

傷つけずに収穫する方法や、出荷品と除外品の見分け方などを、農家からしっかり教わりましょう。

箱詰め

出荷品がそろったら、野菜をきれいに箱や袋に詰めていきます

農家から指示された梱包方法や重量を守って、見栄え良く・正しく詰めましょう。

作業時に野菜に傷をつけたり落としたりしないように、細心の注意を払う必要があります。

出荷

出荷作業では、きちんと箱詰めした野菜を、取引先の市場やスーパーなどに卸しに行きます

野菜を運搬する際には、普通自動車免許を持っていれば運転が可能である、軽トラックを使用することが多いです。

そのため、出荷作業を行いたい場合は、普通自動車免許を取得してから求人に応募するとよいでしょう。

加工

農家によっては、収穫した作物を加工してから販売することも。

野菜を一口大にカットしたり、果物をジャムにしたりするなど、ちょっとした調理を行います。

包丁や火の扱いに慣れている場合は、加工作業も任せてもらえる可能性があるでしょう。

農業バイトの給料はどれくらい?

農業バイトは、時給での求人募集が多いです。

都道府県によって最低賃金が異なるため、応募する前に給与欄をしっかり確認しておきましょう。

時給だと1000円前後、日当だと7000円〜8000円の求人が大多数です。

また、早朝手当や土日手当によって、時給が50円〜100円アップされる農家もあります。

農業バイトは高時給ではありませんが、野菜をもらえたり、ジムに通わずに筋トレができたりすると考えれば、お得なアルバイトだと言えるでしょう。

大学生の農業バイトの探し方は?

大学生が農業バイトを探す方法としては、まずタウンワークやIndeed (インディード)といった大手の求人サイトが挙げられます。

インターネットから気軽に求人を閲覧できるので、手はじめにどのような求人があるのかをリサーチしましょう。

もっとたくさん農業バイトの求人を探したかったり、求人の詳細を知った上で応募したりしたいのであれば、「ジモベジワークス」「デイワーク」「農家のおしごとナビ」「あぐりナビ」など、農業に特化した求人サイトを利用してみてください。

地域や職種などを細かく絞ったうえで検索できるため、自分に合った農業バイトを探しやすいですよ。

農業のバイトをはじめようか考えている大学生の方へ

農業は体力勝負の仕事なので、若い大学生には強くおすすめできるバイトです。

また、単純作業が多い職種の求人も多いので、コツコツと目の前の仕事に取り組める性格の方であれば非常に向いています。

そんなあなたがもし、農業バイトをはじめたいなら、「ジモベジワークス」がおすすめ。

ジモベジワークスとは、農業バイトをしたい方に向けて、農家さんからの依頼を紹介している農業のお仕事マッチングサービスです。

農業バイトは雇用期間や作業内容、地域などによって種類が細かく分かれます。

ですが、ジモベジワークスでは「好きな日時」「場所」などの詳細をチェックして、働きたいお仕事に応募するだけ。

自分で出勤日や時間を自由に組めるので、空いた時間に農業バイトをしたいときはかなりおすすめです。

大学生時代の農業バイトは、きっとよい思い出・経験となるので、気になる方はぜひとも求人を探してみましょう!