農業バイトに興味がある人は「どんな仕事内容があるんだろう?」「農業バイトの1日の仕事スケジュールはどうなっているのかな?」という疑問をお持ちかもしれません。
たしかに、知り合いに農家で働いている人がいなかったり、近所に農場がなかったりする場合、農業の仕事内容や1日の流れは想像しづらいですよね。
結論からお伝えすると、農業バイトはとても忙しいものの、やり甲斐の大きい魅力的な仕事です!
とはいえ、具体的な農作業の内容がわからないと、バイトへの応募をためらってしまうでしょう。
この記事では、農業バイトの仕事内容をはじめ、1日のスケジュールについてもご紹介します。
農業の仕事内容をわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください!
農業バイトの仕事内容を役割別にご紹介
農業バイトで求人が出されている仕事には、主に作付け・管理・収穫・選別・梱包・出荷の6種類があります。
役割別に仕事内容を紹介しますので、自分だったらどの作業がしてみたいか、楽しそうだと思えるか見定めてください。
作付け
作付け(さくつけ)とは、田んぼや畑に農作物を植え付けて栽培する作業です。
農家さんから指定された場所に、作物の種や苗を等間隔で植えていきます。
作物の種類はさまざまですが、かぼちゃやブロッコリー、トウモロコシなど、屋外の畑で栽培されている野菜類が多いです。
土に種をまいたり苗を植えたりするので、立ったりしゃがんだりと忙しいのが特徴。
かなり激しい肉体労働になりますが、作物が育つための最初の作業ですので、大きなやり甲斐を感じられるでしょう。
管理
農作物が収穫できるようになるまで、畑や作物の管理をします。
作物の環境を整える管理の仕事は、成育期間のなかでもっとも時間がかかる作業。
農作物の特性や気候などをふまえて、適切なタイミングで作業を行わなければなりません。
一言で管理といっても、水やり・草むしり・肥料まき・間引き・害虫よけのネット張りなど、仕事内容はさまざま。
1つの仕事だけを淡々と行うのが苦手で、幅広い業務に携わりたい人に向いているでしょう。
収穫
農作物がしっかり育ったら、いよいよ収穫作業に入りましょう。
機械で収穫するか、手作業で収穫するかは、作物によって違います。
大規模な面積で栽培されているお米や芋などは、機械化が進んでいるため、農業バイトでは求人が少なめ。
反対に、イチゴやリンゴなどの果実類は手作業で収穫するので、人手を求めている農家さんが多いです。
収穫は、実を傷つけないように注意を払う必要があり、とくに集中力が大切なお仕事。
正しい収穫方法は農家さんから直接教えてもらえるため、習った通りに作物を獲りましょう。
選別
選別とは収穫した農作物のうち、出荷ができるものとできないものに分ける作業です。
形がいびつだったり、傷や虫食い跡がついていたりするものは、商品として出荷できないため除外します。
作物の選別では、出荷できない野菜や果実を試食したり、もらえたりする場合も。
とれたての新鮮な野菜や果物を味わえるのは、農業バイトならではの醍醐味ですよ。
梱包
出荷できると判断された農作物を、規定の袋や箱に入れて梱包します。
重さや向きを揃えたり、傷をつけないように丁寧に詰めたりするので、集中力が求められる作業です。
手先が器用だったり、1つの作業をし続けるのが得意だったりする方には、おすすめの仕事内容と言えるでしょう。
また梱包は、作業場やビニールハウスなど、屋内で作業するバイトが多いです。
日光や虫が苦手で、野外での農作業が難しい方は、梱包のお仕事を選ぶと◎ですね。
出荷
梱包された農作物を、直売所やJA、市場や飲食店などの取引先に卸すために出荷します。
取引先へ直接運搬する場合、作物が入った袋や箱を潰さないように注意しながら安全運転をしましょう。
農業も車の運転も好きという人に向いている仕事内容です。
また農地の周辺は、幅が狭かったり砂利道だったりと、舗装されていない道が多め。
農業バイトで毎日車を運転しているうちに、運転技術が向上するかもしれませんよ。
農業バイトの1日の仕事の流れ
農家では1日中、特定の作業だけをずっと行うことはめったにありません。
「午前中は収獲して、午後は出荷作業をする」「朝は管理、昼は収獲、夕方は梱包」というように、大まかに時間を区切って複数の仕事をこなします。
ここからは、農業バイトの1日の仕事の流れをご紹介。
季節や地域、育てる作物や農家の規模によってスケジュールは異なるので、あくまでも参考としてご覧ください。
朝~午前中
農家の朝はとても早く、だいたい5〜6時に起きて、7時頃から農作業がスタート。
日光をたくさん浴びられるように苗植えをしたり、当日に出荷する作物を収穫したりします。
9〜10時くらいに一休みして、再開後は選別・出荷作業、農作物の卸作業を実施。
午前中で終了するバイトが多いため、早起きが得意な人にはおすすめですよ。
お昼
午前中は出荷作業がとても忙しいため、出荷作業を終えたタイミングで昼休憩を取ります。
また、朝が早い場合は眠気が襲ってくる時間帯でもあるので、午後に備えてしっかり休んでください。
まかないが提供される農業バイトもたくさんあるため、遠慮なく美味しい野菜や果物をいただきましょう。
午後~夕方
出荷作業の慌ただしさから解放された午後は、水やりや草むしりといった管理作業を多く割り当てられる場合があります。
丁寧に作業をして、翌日もちゃんと農作物が育つように環境を整えましょう。
夕方は農作物の後片付けや農機具のメンテナンスなどを行い、1日の作業を終えます。
丸一日農業バイトを行うと、かなりのハードスケジュールで非常に疲れますので、早めに就寝するのがおすすめです。
農業バイトの仕事に向いている人の特徴とは?
農業バイトにはさまざまな仕事内容があり、どのような人に向いているのかがわかりづらいでしょう。
そこで、農業バイトに合っている人の特徴をまとめました。
またそれぞれの特徴にあわせて、向いている仕事内容もご紹介します。
紹介する項目に当てはまる人であれば、農業に適しているかもしれませんので、自分はどうかチェックしてみてください。
軽作業が好きな人
手先が器用で、軽作業が好きな人は農業バイトに最適です。
とくに作付け・収獲・選別・梱包は繊細な作業が求められるので、細かな仕事が得意であればぜひとも挑戦してみましょう。
また、他の人より集中力が高かったり、モノの目利きが鋭かったりする人も、収獲や選別といった細かい作業に向いています。
車の運転が得意な人
車の運転が好き・得意な人は、運搬の仕事に向いているでしょう。
加えて、取引先の人と農作物や物流について会話する機会が多いので、コミュニケーション能力があれば歓迎されやすいです。
ただし、農家ではマニュアル車が現役で活躍しており、オートマチック限定の人は運転できないため注意してください。
複数の仕事をこなしたい人
マルチタスクが難なくこなせる人は、管理の仕事がおすすめです。
複数の仕事を覚えて作業するというのは、生まれ持ったセンスがないと難しい場合が多いので、その能力を存分に活かしてください。
また、1つの作業をずっと繰り返して行うことが苦手だったり、飽き性だったりする人も、管理なら楽しく行えるでしょう。
激しい肉体労働が得意な人
体力に自信があり、肉体労働が苦でない人は、農家から重宝されます。
とくに、屋外で長時間作業する必要がある作付け・管理・収獲の仕事に適しているでしょう。
もちろん、「これから体力をつけたい」「運動不足を解消したい」という人にもおすすめです。
日焼けや汗が気にならない人
農作業のほとんどは外で身体を動かして行われるため、作業中に日焼けしたり、たくさん汗をかいたりします。
帽子を被ったり、首にタオルを巻いたりすれば多少は予防できますが、完全に防ぐのは難しいです。
日焼けしてもOKで汗をかいても不快ではないという人は、農業バイトに非常に向いているでしょう。
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農業バイトの仕事内容は多岐にわたり、丸一日働くとなるとかなりのハードスケジュールです。
しかし、身体が鍛えられたり、誰でもできる軽作業中心の業務が用意されていたりとメリットもたくさんあります。
また、農業バイトの求人には、1日だけの勤務でもOKという場合も多くあるので、まずは経験として短期間だけ働くのもアリですよ。
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